白血病の治療方法と免疫力を高める注目成分まるわかり

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治療方法

このページでは急性リンパ性白血病(ALL)の治療法や病型・分類、白血病治療に効果があるとされる成分について紹介しています。

急性リンパ性白血病(ALL)の治療法について

化学療法(抗がん剤治療)

化学療法とは、主に抗がん剤を使った治療のことです。抗がん剤を併用する寛解導入療法と、白血病細胞を徐々に減らす寛解後療法の2種類に分けられます。

寛解導入療法

4週間入院して、5種類ほどの抗がん剤を使った多剤併用療法を行います。フィラデルフィア染色体がある場合は分子標的薬も併用するようです。この治療を行うことで、完全にがんが消失した状態になる「完全寛解」の可能性が上がります。

寛解後療法

寛解したあとも体内の白血病細胞を減らすために、代謝拮抗剤と抗がん剤を使った地固め療法や、抗がん剤を内服する維持療法を行います。

中枢神経が白血病細胞で満たされないよう、治療と合わせて髄腔内注射を実施。背中から細い針や管を刺して抗がん剤を直接注射します。

・地固め療法

地固め療法は、寛解導入療法で寛解が得られた場合に、第二段階として行う療法です。
採血をして血球細胞が回復したことが確認されたら、すぐに地固め療法に入ります。
地固め療法の目的は、白血病細胞を根治させることです。
以前は地固め療法後も、その効果を維持するための維持療法や強化療法を行う必要がありましたが、現在の地固め療法を行ったあとは、これらの治療を行わなくてもよいとされています。
地固め療法では、強い抗癌剤が使用されるため、寛解導入療法の副作用と同様の副作用や合併症が起こる可能性があります。
また、地固め療法後に血液細胞が減ってしまうことがあり、その場合は必要に応じて赤血球や血小板の輸血を行わなければなりません。

参考:成人急性骨髄性白血病治療体系における地固め療法の検討[PDF]

・維持療法

維持療法は、完全寛解を維持するために行う治療です。
少量の抗がん剤を定期的に1~2年ほど続ける治療で、この維持療法を行うことで完全寛解期間を維持することができます。
完全寛解が5年以上続いたら、急性リンパ性白血病(ALL)は治ったと判断します。 前述した通り、地固め療法を行った場合には、維持療法を必要としないケースもあるようです。
その症状や状態に応じて、適宜必要な治療が施されると考えてよいでしょう。

中枢神経浸潤予防

急性リンパ性白血病(ALL)は、白血病細胞が脳や脊髄などの中枢神経に浸潤しやすいです。
中枢神経に白血病が浸潤すると、頭痛や吐き気といった症状が現れます。
このとき、浸潤しているかを確認するためには、腰から脳脊髄液を取り、白血球細胞の有無を確認します。
脳脊髄液検査で白血病細胞が見つかった場合は、中枢神経に浸潤している白血病細胞を死滅させるための治療を行い、これは繰り返し行われます。
治療方法は、「髄注」といって脳髄液に抗がん剤を注入する方法のほか、脳に放射線治療を行う方法もあります。
浸潤していない場合でも、予防策として髄注を地固め療法と同じ時期に行うこともあります。

中枢神経に白血病細胞が浸潤してしまうと、前述した症状のほか、脳機能の障害や感覚障害など、神経部分にさまざまな症状が出てしまうので、浸潤を予防することはとても重要です。
このため、症状によっては治療初期から中枢神経浸潤予防の治療を行うことも少なくありません。
この場合、ほかの部位に使用する抗がん剤では高い効果が見られないこともあるため、メトトレキサートなどの、中枢神経系に効果があるとされる抗がん剤を利用することも多いです。

分子標的治療

がん細胞の増殖にかかわる分子のみをターゲットにした分子標的薬での治療です。主に抗がん剤と組み合わせて点滴や内服薬で投与します。

使用する薬剤はイマニチブ。BCR-ABLチロシンキナーゼというがん細胞を増殖させる働きを持つタンパクを止め、白血病細胞を減らす効果があります。同じ作用を持つダサニチブもありますが、こちらは白血病の再発時や難治性白血病の際に使われるようです。

造血幹細胞移植(同種造血幹細胞移植)

大量の化学療法や全身への放射線治療を行ったあと、骨髄機能を回復させるためにドナーから採取した造血幹細胞を投与します。化学療法だけで充分な結果が得られない場合や治りにくいと判断された場合、寛解導入療法のあとに検討されることも。

造血幹細胞移植は治療に伴う合併症のリスクが高く、ドナーの協力も必要になります。そのため、実施するかどうかは全身の状態や年齢、白血病の進行具合などを踏まえたうえで、慎重に検討する必要があるのです。

放射線治療

再発予防のために中枢神経系へ放射線照射を行う場合があります。ただし時間経過で白質脳症や認知機能の低下、内分泌異常などの副作用が起こるリスクが高まることも。髄膜種を発生することもあるため、治療するかどうかは診察したうえで決められます。

急性リンパ性白血病(ALL)の病型と分類

WHO分類と白血病名および疾患名

前駆リンパ系細胞腫瘍 1:Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫
2:再現性のある染色体転座を有するBリンパ芽球性白血病/リンパ腫
a) BCR-ABL1 遺伝子を持つ(9;22)染色体転座型Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫
b) MLL 遺伝子に異常がある(v;11q23) 染色体転座型Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫
c) TEL-AML1 遺伝子を持つ(12;21)染色体転座型Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫
d)多二倍体染色体型Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫
e) 少二倍体染色体型Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫
f) IL3-IGH 遺伝子を持つ(5;14)染色体転座型Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫
g) E2A-PBX1 遺伝子を持つ(1;19)染色体転座型Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫
Tリンパ芽球性白血病/
リンパ腫 (前駆T急性リンパ芽球性白血病)(T-ALL)
※細分類なし

免疫機能を強化する米ぬか多糖体とは

白血病を治療すると、抗がん剤や放射線により免疫機能が低下。本来がん細胞やウイルスを攻撃する役割のNK細胞が活動しなくなるため、白血病をはじめとした他のがんや寛解後の合併症にかかりやすくなります。

そんな中、免疫力の低下を防ぐ物質として注目されているのが「米ぬか多糖体」。米ぬか多糖体は免疫機能を調節しNK細胞を活性化するという臨床データが報告されています。参考電子文書:※1

免疫力の低下により白血病や他のがんが悪化したり合併症を起こしたりすることなく、治療を続けることが可能です。

免疫力アップや抗がん剤の副作用抑制
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【参照元】※1:米ぬか多糖体免疫研究会「NK細胞の活性抗がん作用」(http://rbsnuka.com/

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