白血病の治療方法と免疫力を高める注目成分まるわかり

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白血病の治療・症状ガイド【白血病大事典】 » 急性リンパ性白血病(ALL)

急性リンパ性白血病(ALL)

このページでは急性リンパ性白血病(ALL)とは何か、発症するまでの過程や症状などをまとめました。白血病の症状改善に良いとされる米ぬか多糖体も紹介しています。

急性リンパ性白血病(ALL)とは?

急性リンパ性白血病とは、白血球の1種であるリンパ球が若い段階で悪性化し、がん化してしまうことで起こる病気です。がん化した白血病細胞が際限なく増えていき、時間の経過によって様々な症状が出るように。骨髄中の白血病細胞の割合が25%以上であれば、急性リンパ性白血病と診断されます。英語表記のAcute Lymphocytic Leukemiaの頭文字からALLとも呼ばれるようです。

急性リンパ性白血病の発症過程

骨髄で造血幹細胞から作られたリンパ系幹細胞は白血球の1種であるB細胞(Bリンパ球)、T細胞(Tリンパ球)、NK細胞に分化します。このうち、分化したばかりの若いリンパ球が白血球細胞に変化。そのまま増殖すると、急性リンパ性白血病を引き起こします。

FAB分類とWHO分類における急性リンパ性白血病(ALL)

急性リンパ性白血病はFAB分類では3種類、WHO分類では2種類に分けられます。

FAB分類 ・L1
・L2
・L3
WHO分類 ・B細胞リンパ芽球性白血病/リンパ腫
・T細胞リンパ芽球性白血病/リンパ腫

FAB分類ではリンパ球中のペルオキシダーゼ陽性芽球の割合や、細胞の大きさで判別。少リンパ球との比較や形が整っているかといった点で病型を分けています。

WHO分類ではFAB分類とは違い、急性リンパ性白血病とリンパ芽球性リンパ腫を同じ病気とみなしています。

正常な血液では見られない芽球を基準として、Bリンパ芽球とTリンパ芽球で病型を分類。中でもBリンパ芽球性白血病は染色体の転座によって細かく分類されています。

急性リンパ性白血病(ALL)治療の流れ

白血病の初期症状は風邪に似ていることもあり、自覚するのは難しいもの。いつもの風邪と違うなと感じたら、自分で勝手に判断せず医療機関へ行くようにしてください。

受診

健康な時と比べて変化した点や不安を医師に伝えます。初回の受診後、詳しい検査の日程や次回の診察日を決定。話しにくい場合は事前に、聞きたいことや話したいことをメモにまとめておくといいでしょう。

検査や診断

起こっている症状の原因を突き止めるために血液検査や骨髄検査などが行われます。検査結果をもとにして診断を実施。

治療

白血病だと診断された場合、抗がん剤や分子標的薬を使った治療をします。人によって白血病の種類が異なるため、症状の進行具合や体調などを考慮して一番合った治療法を選択。痛みや副作用などがあればすぐに医師や看護師に伝えて対策しましょう。

経過観察

治療後は効果があるか確認するため、定期的に診察し経過を観察。通院や検査などで症状の変化を見て、がん細胞が減っているかをチェックします。

急性リンパ性白血病(ALL)の原因

白血病は、今のところ明確な原因といわれるものが分かっていません。ただし、白血病になりやすい遺伝子や異常な染色体により、急性白血病が引き起こされるといわれています。ここでは急性リンパ性白血病の原因や遺伝との関連性、白血病かどうかの検査方法をまとめました。骨髄液や染色体、血液など様々な検査方法を紹介しています。白血病検査を考えている方は必見です。

急性リンパ性白血病(ALL)の原因について詳しく見る

急性リンパ性白血病(ALL)の症状

めまいや吐き気、頭痛など、進行具合によって様々な症状を引き起こす急性リンパ性白血病。造血機能や臓器の異常など、重くなるとかなり危険な状態になるといわれています。ここでは症状を種類別にまとめているので、該当していないか確認してみてください。症状に当てはまる場合、白血病の恐れがあります。放置すると合併症や再発のリスクが高まるため、医療機関で早めの受診をおすすめします。

急性リンパ性白血病(ALL)の症状について詳しく見る

急性リンパ性白血病(ALL)の治療法

急性リンパ性白血病を治療するには、化学療法や造血幹細胞移植などを行う必要があります。病型や症状によって効果がある治療法は違うため、適切な方法を見極めて治療してもらうのが重要です。このページではどんな病型をどう治療するのか、治療方法ごとに紹介しています。詳しい病型分類もまとめているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

急性リンパ性白血病(ALL)の治療法について詳しく見る

急性リンパ性白血病(ALL)の合併症

抗がん剤治療や放射線治療で免疫を抑えるため、様々な合併症にかかりやすくなる急性リンパ性白血病。そこで、治療中にかかるかもしれない合併症について、症状や治療法をまとめました。白血病の治療中は弱いウイルスや細菌でも出血や感染症を引き起こすほか、重症化すると死につながる危険性も。寛解状態になってがん細胞が無くなっても免疫機能はすぐに回復するわけではないため、合併症にならないよう気を付けましょう。

急性リンパ性白血病(ALL)の合併症について詳しく見る

急性リンパ性白血病(ALL)の再発

急性リンパ性白血病は、がん細胞が完全に無くなった後も再発する可能性があります。他の臓器に転移することはあまりありませんが、万が一転移してしまった場合は早めの対策が必要。ここでは急性リンパ性白血病の再発や転移について紹介しています。完全にがん細胞が消えた寛解後や転移後の治療もまとめているので、悩んでいる方は参考にしてみてください。

急性リンパ性白血病(ALL)の再発について詳しく見る

急性リンパ性白血病(ALL)だと診断された時にできること

急性リンパ性白血病と診断された場合、やっておくべきなのは免疫力を上げること。

白血病治療では、抗がん剤治療や放射線治療を行うことで免疫が低下します。免疫機能が働かないと、普段は影響が無いような弱いウイルスや細菌でも感染症を引き起こすようになってしまうのです。感染症のリスクを下げるためにも、日常生活の中でも免疫力を上げる工夫をしましょう。体温を上げる、笑顔を作るなどの方法が簡単でおすすめです。

また、免疫力アップ効果が期待されている成分にも注目。「米ぬか多糖体」は免疫細胞に働きかけ、がん細胞やウイルスを退治するNK細胞を活性化してくれます。米ぬか多糖体免疫研究会の実験では、他の免疫細胞にも働きかけてくれるというデータも。(※1)

免疫力アップだけでなく抗炎症効果や抗アレルギー効果が期待されている成分なので、白血病で悩んでいる方は一度チェックしてみてくださいね。

免疫力アップや抗がん剤の副作用抑制
注目の成分「米ぬか多糖体」について詳しく見る

【参照元】※1:米ぬか多糖体免疫研究会「NK細胞の活性抗がん作用」(https://rbsnuka.com/

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