合併症
このページでは慢性骨髄性白血病(CML)の合併症や、それに対する症状・副作用の改善が期待できる物質「米ぬか多糖体」について紹介します。
慢性骨髄性白血病(CML)で起こる合併症について
比較的ゆっくりと症状が進むので、初診の時点では急性白血病のような貧血や出血、感染症といった合併症が現れることはほとんどありません。
慢性骨髄性白血病の場合は、化学療法や造血幹細胞の移植によって免疫力が低下したりドナーの造血幹細胞が拒絶反応を起こしたりすることで、合併症が引き起こされます。
慢性骨髄性白血病(CML)で起こる合併症の例
慢性骨髄性白血病では、病期が移行して造血幹細胞を移植したときの拒絶反応(GVHD)や白血病の減少、分子標的治療薬による副作用などで合併症が現れます。
GVHD(移植片対宿主病)
移植されたドナーの造血幹細胞からつくられた白血球が、白血病細胞とは関係のない肝臓や皮膚、腸管などを攻撃してしまうことがあります。臓器移植でよく聞く拒絶反応とは違い、移植された造血幹細胞によって新たにつくりだされたリンパ球が他の正常な臓器を攻撃してしまうのです。
症状は皮膚の発疹や下痢、黄疸などがあり、治療がいらないほど軽い場合もあれば、命に関わるほど重い病態になることもあります。
白血球の減少
移植手術を行うと、数週間のうちは白血球の数が大幅に減少。白血球の数が減ると免疫力が低下し、十分な耐性をもっているはずの細菌やカビなどの感染症にかかり、命に関わる状態になることもあります。
出血性腸炎
分子標的治療薬であるチロシンキナーゼ阻害薬「ダサチニブ」の重大な副作用の一つに、出血が挙げられています。ダサチニブによる治療を受けている方のなかには、出血性腸炎を引き起こす方の例も報告されています。
合併症を引き起こす原因
慢性骨髄性白血病の場合、合併症が起こるのは、治療を続けることで免疫力が落ちてしまうからです。診断を受けたら慢性期を維持するために治療を受けなければなりませんが、治療薬の副作用や移植後の免疫反応と戦わなくてはなりません。ただでさえ免疫力が低下している体が負担に耐えられず、合併症を引き起こしてしまうのです。
少しでも合併症のリスクを軽減させるためには、白血球の減少によって著しく低下する免疫力を底上げする必要があります。
NK細胞を活性化する米ぬか多糖体とは?
免疫力の低下を抑える働きが認められている米ぬか多糖体(RBS)があります。米ぬか多糖体は、がん細胞やウイルスを攻撃するNK細胞を活性化し、がん細胞の増殖を遅らせる作用が臨床試験によって明らかにされており(※1)、 がんや白血病治療との併用に期待が寄せられている成分です。
食品なので保険適用外ですが、寛解の維持をサポートしてくれる心強い味方となってくれるかもしれません。
免疫力アップや抗がん剤の副作用抑制
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【参照元】※1:米ぬか多糖体免疫研究会「NK細胞の活性抗がん作用」(https://rbsnuka.com/)