原因
このページでは急性骨髄性白血病の原因や検査方法についてまとめています。急な症状が現れるという急性骨髄性白血病の原因は何か、どういった検査がおこなわれるのか気になる方はご参考ください。
急性骨髄性白血病(AML)の原因とは?
急性骨髄性白血病の原因は、実はいまだはっきりとは解明されていません。そのため、さまざまなことが原因ではないかと言われています。喫煙、ベンゼンやトルエンなど特定の化学薬品、老化などです。近年はストレスも要因の1つではないかとされています。
急性骨髄性白血病は本来なら白血球、赤血球、血小板になるはずの造血幹細胞ががん化することで発症します。放っておくと正常な血液が作られなくなり免疫力が低下。感染症や合併症を引き起こし、最悪の場合死に至るケースもあります。
急性骨髄性白血病(AML)と遺伝の関連性
急性骨髄性白血病は遺伝性の病気ではありません。後天的な遺伝子異常により、がん化した細胞が増えてしまう病気です。したがって、親から子へといった遺伝性の病気ではないため、家族に白血病の既往歴がある方がいたとしても自身が発症するとは限りません。
急性骨髄性白血病は特定の遺伝子異常でも発症するため、その遺伝子を検査することで発症リスクがあるかどうかを診断することは可能です。
急性骨髄性白血病(AML)の診断方法と検査方法
急性骨髄性白血病の診断や検査の方法を見ていきましょう。
血液検査
採血し血中で増加している細胞が何かを調べる検査です。急性骨髄性白血病の特徴は、白血球の一種である好中球の減少や白血球細胞のうち中間期にあたる細胞の姿が見られないといったものがあります。
骨髄検査
骨髄液を採取しておこなう検査方法です。採取した骨髄液の骨髄組織、遺伝子や染色体、含まれる細胞の形などを見て白血病か診断したり病型を分類したりします。
染色体、遺伝子検査
染色体の構造や数などに異常が無いかを調べる検査です。白血病かどうかの診断や病型分類に加え、治療方針の決定や効果の測定、予後の判定などがおこなえます。
腹部超音波、CT検査
臓器の異常や合併症の有無を調べる検査です。